2050カーボンハーフを目指して今できること
梅雨明け前だというのに、うだるような暑い日が続きましたね。地球温暖化は確実に新たなフェーズにあると実感します。
さて、日曜が投開票の参議院選挙では、パリ協定に基づく2020年菅総理による「2050年カーボンニュートラル宣言」を実現できるのか、もっと論戦があってもよいのではないかと思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。人が死ぬほどの暑さや街ひとつ壊滅するほどの集中豪雨がどんどん身近な話題になり、誰もが対策を求めています。
今年2月、政府は第7次エネルギー基本計画において「可能な限り原発依存度を低減する」と、これまでの方針をくつがえし、原発回帰を打ち出しましたが、その背景は人口減少にも関わらずAI普及、DX推進によるデータ流通量の増加が、データーセンターの電力消費量を爆増させているというものです。消費電力は10年で15倍になるとの試算もあるようです。
しかしこれは「人と人の絆を大切にし、原子力に代わる、人と環境に優しいエネルギーを大事」にしていくと謳っている、多摩市の非核平和都市宣言とは相入れません。
多摩市はこれまで、市内公共施設での再生可能エネルギーの利用や、小・中学校など一部の公共施設に多摩清掃工場で発電した電力を使うなど脱原発、脱炭素の姿勢でやってきました。原発再稼働には国民の半数以上が懐疑的であり、脱炭素とはいえリスクしかない原発の再稼働や建て替えを推進する現エネルギー基本計画は容認し難いものです。
次期見直しで原発ゼロに大きく舵を切るためには、この参議院選挙で私たちの意思を示し、それを実行してくれる議員たちを選ばなければなりません。
原発ゼロ、脱炭素、再生可能エネルギーの推進は待ったなしです。そんな政治を実現するために、私たち生活者ネットワークは、立憲民主党おくむらまさよしさんを応援します。
写真は畑で見つけたズッキーニ。こんなふうに実が付くとは!