みずとみどりといきものが豊かに暮らすまちをつくりたい
多摩市に住んでいると、「みどりの多い公園の近くに住むっていいね。」「みどりが多いから車を走らせてると楽しい」という話が出てきます。多摩市の魅力の一つは、つねづねこの美しいみどりの多い環境なんだと感じます。そして私と同じように感じ、このみどりを残していきたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
自然は一度破壊してしまうと、二度と戻りません。在来の植物と観賞用等に持ち込まれた外来の植物が何の基準のないまま植えられ、交配が進んでいくとどうなるのでしょうか。在来種の虫や動物は、在来の植物で生育、生息してきました。植物が変わると、虫や動物にも大きな影響を与えます。
東京都には「植栽時における在来種選定ガイドライン」があります。(以下抜粋です。)『東京都は、緑の「量」の確保に加え、生態系への配慮など緑の「質」を高める施策を進めており、その地域に自然に分布している植物(以下「在来種」という。)を増やすことで、在来の生きものの生息場所を拡大する取組を行っています。』
みどりが多くて美しい、みどりが多いから良いだけではなく、私は生き物に影響を与える公園の植栽や街路樹の選定にも、一定の基準が必要だと考えています。多摩市には街路樹や公園の木々など、沢山の木が植わっています。それらの木の枝、倒木などで切った木はどうなっているのでしょうか。多摩市ではみどりのリサイクルを進めており、ウッドチップとして活用しています。私もみどりのリサイクルに賛成です。ウッドチップだけでなく、大谷戸キャンプ練習場やご家庭で暖炉をお持ちの方は焚き木としての活用や、クヌギの丸太は子ども達の大好きなカブトムシの幼虫やクワガタが住む場所になり、子ども達の昆虫採集の場にもなります。多摩市を彩っている美しい木々から出る木の枝、倒木などで切った木を、今まで以上に活用できる方法を考えていきます。
豊かな生活は、お金が豊かにあるということだけでなく、自然と豊かに暮らしていることも豊かな生活であると考えています。
私、岸田めぐみは、みずとみどりといきものと共に豊かにくらす多摩市をめざします。