こどもへの性暴力をなくすために
ニュージーランドの国会議員が、生成AIで作成した自身の裸の画像(ディープフェイク画像)を国会で見せ、法規制を訴えたというニュースを見ました。
画像は簡単に作れる一方、被害者に深刻な影響を与えると説明し、生成AIによる性的画像作成と共有を処罰する法改正を求めたそうです。
日本には対応できる法律はなく、鳥取県のように一部の自治体が条例で規制しているそうですが、実在する子どもの顔を使ってAI技術でわいせつな画像や動画を作りネットで流出させても、罪に問えないのが現状です。しかも子どもでも簡単に無料のアプリを利用して作成できるため、被害が広がっています。
さて、フジテレビの問題で度々話題になる「性暴力」という言葉。内閣府は、相手の体に触れなくても同意のない性的な行為は性暴力としており、国連の定義では性的コメントや接近も含まれます。
子どもたちが多くの時間を過ごす学校については学校教育職員性暴力等防止法が施行されましたが、子ども間の性暴力については対象としていません。
一度発信された画像は拡散されてしまえば完全に消し去ることはできず、こどもの心の傷も消えません。市や学校でしかできない予防策を求め一般質問したいと思います。