12月一般質問 循環型社会への転換~ワンウェイプラスチックの発生抑制~②

町田市役所ではマイボトルOK

市のごみ総量は減少していますが、軽量化が図られている中プラスチックごみは増えており、ペットボトルでは4年間で3.7%増加しています。リサイクルされれば幾らでも使っていいという事はなく、マイボトル等を使って少しでも発生抑制していく事が重要であることは市も認識しています。環境省によるとマイボトルを約12回使えば、使い捨てのペットボトルよりも二酸化炭素排出量が低くなるそうです。

市役所や公共施設をはじめ、協力してくれる商店街や商業施設、公園を合わせて、マイボトルに補充できる場所(給水ポイント)を地図に落とし込み、市民に周知するなど、マイボトル利用の推進を提案しました。

また多摩市には「エコショップ認定制度」があります。エコショップ認定制度は、環境に配慮した活動に積極的に取り組んでいる小売店を認定し、市民の利用、ごみ減量の意識の向上を図り、資源循環型社会を構築することを目的にしています。認定基準に基づき、各店舗の取り組みを評価し、評価点数の合計によりランク付けと有料ごみ指定袋の販売手数料率を設定しています。この認定基準をごみの資源化に重きを置く点数配分ではなく、ごみの発生抑制、廃プラスチックの発生抑制や食品ロス対策になるような配分に変えるよう提案しました。市は認定店舗の減少が課題であるとし、廃プラスチックや食品ロス対策も評価できる制度に見直していく必要があると答弁しました。さらに認定項目の見直しや市民がエコショップを利用することで環境配慮への参加意識を実感できるような仕組みにより参加店舗が増えるようにするなど、実施手法を検討し、制度の改善を図っていく考えだとも答えています。

東京国際フォーラムに設置された屋外型のボトルディスペンサー式水飲栓