多摩市のヤングケアラーと思われる子どもは5人
タイトルにつけたこの数字。みなさんはどう感じましたか?多い?少ない?
昨年末に市内の小学生、中学生、高校生を対象とした、ヤングケアラーに関する実態調査の報告書が出されました。
詳しくは市のホームページに内容が載っています。
ヤングケアラーに関する実態調査|多摩市公式ホームページ (tama.lg.jp)
この調査結果から、ヤングケアラーと思われる子どもが5人いることがわかりました。(ヤングケアラーに関する実態調査・補足資料より)現在、その子どもたちから、何を望んでいるのか、どんな助けを必要としているのか等、丁寧に話を聞いているそうです。
そして2023年度はヤングケアラーの相談と支援が行えるように、子ども家庭支援センターに家庭支援ワーカーが一人増員されます。
多摩・生活者ネットワークでは子どもが子どもらしく生きることができるように、ヤングケアラーについていち早く課題だと訴えてきました。実態を把握するための調査が行われ、ヤングケアラーへの人員が増やされたことは一歩前進したと受け止めています。
しかし、ヤングケアラーの子どもへ支援を行いたくても、保護者から理解を得られずに支援の申請がなされないことや、高齢者や障がい者施策等の今ある支援制度のどれにも当てはまらない子どもがいることも課題であると市は認識しています。
だからこそ私はケアラー支援条例を制定し、多摩市のヤングケアラーに対して必要な支援を行えるようにする必要があると考えています。またヤングケアラーではなくても、ケアをする人には、介護と子育て、介護と仕事をしている方も大勢いらっしゃいます。今の法律では直接的にケアラー支援について規定がありません。だからこそ、自治体でのケアラー支援策の必要性は深まっています。
岸田めぐみの提案
■ヤングケアラーに寄り添った支援のしくみをつくる
■ヤングケアラーを支援する団体に財政援助するしくみをつくる
■相談支援機関に元ヤングケアラーを配置する