子どもに自由な遊びの場を

 

保育園に行く自転車に乗りながら「ゴリラはちょうちょうになりたい」という自作の歌を、子どもが歌っていました。自分の感じていること、見ているものを即興で取り入れて、広げていく歌を聴きながら、私も子どもの見ている世界の一部を一緒に味わっている気分になり、うきうきした気持ちでペダルをこぎました。

先日、多摩市で活動している「みんなであそぼう」主催の「子どもたちの放課後・地域の居場所を考えよう!」に参加しました。今回は日野市でなかだの森プレーパークや野外保育まめのめの活動されている、NPO法人子どもへのまなざしの代表中川ひろみさんからお話を聞きました。今の社会は子どもに対し、将来役立つ事をすることに対し重きを置き、失敗や子どもの自由な発想から創る遊びに対しての価値が低いと言われています。子どもの自由な遊びは「A:危なく K:汚く U:うるさく B:ばかばかしい」と大人の目から見ると感じますが、それが子どもの生きる力を育みます。昔から子どもは変わっていません。変わったのは大人の方で、特に今は子どもに対して大人の数が多く、大人の管理化が起こりやすい状況です。しかし子どもの遊びは、子どもの持つ権利です。子どもの遊びに対し、優しい見守りのある社会に、また子どもの居場所は、子どもの自由な遊びができる場所であってほしいと思いました