3月議会報告 一般質問が中止となりました

3月の第一回定例議会は、27日と30日に予定されていた一般質問が無くなり、26日で閉会しました。25日夜に行われた都知事の緊急記者会見において、新たに41人の感染者の確認をした事、また感染爆発の重大な局面という発表でした。それを受け、市職員が新型コロナウィルス感染症対策に追われている中、また四月から組織が新たに変わるという多忙な時期であるということ、さらに何より新型感染症対策へ力を注いで頂きたいということで、急遽閉会となりました。

乞田川の桜

私は27日に一般質問を予定していました。一般質問は市民の声を基に作るものであり、何より市民の権利であるので、できる限り行おうと動いてきました。しかし、日常生活すら送れていない今の状況を考えると、新型感染症が鎮静化することが優先であり、少しでも早く鎮静化してほしいと思っています。

3月議会は予算議会です。その予算特別委員会の審査において、3月中にできる予定であった図書館本館の実施設計が、5月の終わりになることがわかりました。原因は指定確認検査機関との高度地区の解釈の違いで、床面積を11㎡減らすこととなり、設計をそれに合わせて作り直すとのことでした。私たちネット・社民の会は今まで市民の方々と作ってきた図書館本館計画だからこそ、設計ができてから予算をつけるという流れが市民の方にもわかりやすく、透明性のある形だと考えました。その結果として、図書館本館の予算を除いた修正案をフェアな市政の会派の方々と共に提案しました。議員が一致して市民の方にもわかりやすいお金の流れを作りたかったのですが、残念ながら修正案は否決されました。しかし会派として、この図書館本館の建設、また他の全ての予算に反対はなく、市には市民への情報の提供をお願いし、最終日に審査された来年度予算には可決の立場をとりました。

来年度予算はコロナの影響で、大きく変更が出てくると思います。私たちネット・社民の会は議員報酬、特別職報酬の値上げの議案も、この状況を鑑みて反対の立場をとりました。この議案は結果として通りましたが、大変な時期だからこそ、弱者の切り捨てがないよう、人権が尊重されるお金を使の使い方になるように、しっかり見ていきたいと思います。