「香害」について、困っている人もいますではなく、この問題に警鐘を鳴らしてくれていると捉え、対策を

「香害」について朝のニュースで取り上げられているのを見ました。取材に応えていた小学生は、柔軟剤などに含まれている化学物質に症状が出てしまい、多くの人が集まるような場所は行くことができず、多くの人にこの問題を知ってもらいたいと答えていました。多摩市にも同じように柔軟剤等に含まれる化学物質に苦しんでいる人がいます。そのかおり困っている人もいますのサムネイル

 

柔軟剤と同じく洗濯で使われる洗剤は家庭用品品質表示法でメーカーは表示義務がありますが、柔軟剤には自主規制に任されている状況です。例えば香料の成分となる原料は4000種類以上あると言われていますが、複数の成分が混合されていても「香料」と表示されるなど、一部にすぎません。

2020年度には東京・生活者ネットワークは、関係省庁にあて香料の成分表示の義務付けと柔軟仕上げ剤・消臭除菌剤等を家庭用品品質表示法の指定品目とすることを求め要望書を提出しました。実現には至っていないのですが、朝のニュースから一部のメーカーには消費者の切実な声を認知していることがわかりました。症状と化学物質の因果関係を証明することは困難であり、予防原則に立った視点での商品開発に期待をします。

 

また症状が人によって異なる「香害」について理解が十分に得られているとは言えず、啓発していくことも必要です。以前、5省庁がつくった「その香り困っている人がいるかも?」よりも、少し現実の状況に近づいた「その香り困っている人もいます」のポスターがつくられました。「香害」は誰もがある日突然、自分事になるかもしれない問題です。これからも誰もが安心して暮らせるまちになるようにしていきたいと、改めてニュースを見て感じました。